- FXにおける2種類のストップ狩りについて
- XMでストップ狩りは行われているのか？
- 機関投資家によるストップ狩りを避ける方法
こんにちは、ブチにゃんです！
FXで行われるストップ狩りには「海外FX業者が行う不正行為」と「大口投資家が行う手法」の2つがありますが、一般的には前者の意味で使われています。
XM Tradingに関して言えば、不正行為としてのストップ狩りが行われている可能性は極めて低いです。しかし、XMを利用している投資家がストップ狩りを行っている可能性はあります。
また機関投資家が行うストップ狩りについても「狩られないようにする対処法」を解説しているので、初心者トレーダーは必見です。
それではまずは2種類のストップ狩りの違いについて説明していきます。
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ストップ狩りには2つの意味がある！
FXにおけるストップ狩りは大きく分けると2つの意味があります。
1つ目はFX業者が行う悪質行為のこと。チャートを不正操作することで「トレーダーの損切注文が溜まっている価格」に動かし、大量の損失（FX業者の利益）を発生させる違法行為のこと。
2つ目はトレード手法のこと。機関投資家が個人投資家のストップ注文が溜まっている価格を抜けるように大量の注文を出すことで、個人投資家から利益を巻き上げるトレード手法のこと。
どちらもトレーダーの損切注文が溜まっている価格を狙うという点は同じですが、「FX業者による行為は明らかな違法行為」となり、「機関投資家や大口トレーダーが行う行為はあくまで戦略」ということになります。
XMがFX業者としてストップ狩りをしている可能性は低い
FX業者には「トレーダーとFX業者が取引をするDD方式」と「トレーダー同士が取引をするNDD方式」の2つがあり、それぞれFX業者の収益形態が異なります。
DD方式ではFX業者とトレーダーが取引をするため、トレーダーの負け分がFX業者の利益となります。要するにストップ狩りをしてトレーダーに負けさせるメリットがあるということです。
一方のNDD方式ではFX業者はトレーダー同士の取引を仲介するだけであり、トレード毎の手数料が利益となります。そのためストップ狩りをしてもどちらかのトレーダーが得をするだけでFX業者へのメリットはありません。
XMの立場で考えてみてもストップ狩りをするメリットはありません。また公正な運営を心掛けなければ利用者が減ってしまうので不正行為をする方が逆に損する結果となってしまいます。
このような理由からXMでストップ狩りが行われている可能性は極めて低いです。
機関投資家によるストップ狩りは行われやすい状況がある
機関投資家による取引手法としてのストップ狩りには行われやすい状況があり、これを知っておくだけでも理不尽な損切りをさせられずに済みます。
要するに「価格を動かしやすい通貨」や「注文が溜まっている価格帯」でストップ狩りは行われやすいということです。
流動性が低い通貨ペアでのトレード
流動性が低い通貨ペアとはトルコリラ・メキシコペソ・南アフリカランドなどのマイナー通貨ペアのことを指します。
流動性が低い通貨ペアは取引量が少ないため、機関投資家が大量の注文を入れると価格が大きく変動してしまう事があります。
言い換えれば「機関投資家が価格を変動させやすい」ということであり、やろうと思えば損切注文が大量にある価格まで動かすことも可能でしょう。
流動性の低い時間帯でのトレード
流動性の低い時間帯とは日本市場・ヨーロッパ市場・ニューヨーク市場などの取引参加者が多い主要市場でトレードが行われていない時間のことを指します。
取引参加者が少ない時間帯は取引量も少ないため、機関投資家による大量の注文が入ると急激に価格が変動する可能性があります。
日本では早朝にあたる5時～7時頃は主要市場が開いていない時間帯なので、特に注意が必要です。
マイナー通貨と合わせて時間帯にも気を付けてトレードを行いましょう。
損切注文が大量に溜まっている価格
損切注文が大量に溜まっている価格帯は最も狙われやすいポイントです。
- 数年間は更新されていない高値・安値
- 何度も到達しては反発している価格帯
- 「1ドル=120円」などの切りの良い価格
損切注文が溜まっているポイントを抜けてしまうと、約定された損切注文の勢いも合わさり、抜けた方向に急激な価格変動がおきます。
いわゆるレジスタンスラインやサポートラインのブレイクを狙った手法ですが、機関投資家が狙っている可能性もあるため、十分に注意しておきましょう。
海外FX業者のストップ狩りに遭わないための対処法
海外FX業者によるストップ狩りを避けるためには、できるだけ安全かつ評判の良い業者を利用しましょう。
特にNDD方式を採用しているか否かは重要であり、NDD方式のFX業者であればストップ狩りを行っている可能性は極めて低いと言えます。
機関投資家によるストップ狩りに遭わないための対処法
機関投資家によるストップ狩りを避けるためには節目となる価格には特に注意しておきましょう。
最近では”ゴールドの価格が初めて2000ドルを超える“”32年ぶりに1ドル=150円を突破“などの節目となる価格変動があり、この時にはストップ狩りと思われるような値動きも見られました。
節目となる価格付近では「抜けるか抜けないか」の攻防が活発になるため、細かいレンジ相場が続きます。また、抜けたと思ったら急激に価格を戻すなど、値動きに規則性が無いため流れを読むことも非常に困難です。
ギャンブル要素が強いハイリスク・ハイリターンのエントリーポイントとなるため、個人的には取引を見送ることをオススメします。
海外FXで発生したストップ狩りの実例を紹介！
Twitterでストップ狩りの実例が投稿されていたのでいくつか紹介しておきます。
●gemforexのストップ狩り（ゴールド、3/2 01:00、5分足、画像1,2枚目）
ちなみに3,4枚目はXM（同条件） pic.twitter.com/5JyABXJwR1
— Ｆ(UGA)Ｘ巨人 (@FX_kyochin) March 2, 2020
上記は海外FX業者「ゲムフォレックス」で行われたストップ狩りです。XMと比べると明らかにおかしいローソク足が発生しており、ストップ狩りが行われたことが分かります。
ゴールド2000ドル突破記念✨
2000ドル突破した瞬間に見せたストップ狩り爆発的上昇をもう一度✨#永久保存版 pic.twitter.com/prx2hHXTPD
— だるぷん☺︎ (@daaaaaruiyoo) August 4, 2020
機関投資家などの大口トレーダーによって行われたストップ狩りです。ゴールドの価格が2000ドルという節目を超えた瞬間に、チャートが大きく下落しています。
大量の売りエントリーに加えて、買い注文をしていたトレーダーが焦って損切りをしたことが下落の原因でしょう。
ゴールドストップ狩りあると思ってたよ！
ここでエントリーしてみた😎 pic.twitter.com/miwGuKWI5S— きのこたけのこ（目指せ億トレ (@kinokotakennoko) May 7, 2021
ストップ狩りに乗っかることで利益を出している方もいます。FXでは大きな流れに乗ることが重要ですが、ストップ狩りを読むことは非常に難しいので、マネしないでおきましょう。
まとめ
XMがトレーダーに損をさせるためにストップ狩りを行っている実体はありません。しかし、機関投資家によるストップ狩りはXMでも行われているため注意しておきましょう。
- XMがストップ狩りをしている可能性は極めて低い。
- 機関投資家によるストップ狩りはXMでも存在する。
- 節目となる価格はストップ狩りが起きやすいので注意。
FXはゼロサムゲームなので誰かの利益は誰かの損失で成り立っています。そのためFXは心理戦とも呼ばれており、いかに他人が損をするポイントで利益を出せるかというのが重要です。
ストップ狩りは多くのトレーダーに分かりやすく損をさせることが出来るので、機関投資家としては狙いやすいポイントということになります。
個人投資家が生き残る道としては「機関投資家と同じ流れに乗る」または「機関投資家の狩場ではトレードをしない」という二択しかありません。
為替相場で勝ち残っていくためにも「自分が勝てる状況」でトレードするように心掛け、少しでも不安があるのならトレードを中止する判断力も大切にしましょう。
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